ゆっくりと下界を見下ろす。
そこには、荒廃し変わり果てたかつての大都市が横たわっていた――。

主人公・ボビーが降り立ったのは、
ウィルスに侵された元人間のゾンビが徘徊するホッサアンビエンスタウン。
奇妙な空気の中、薄ら笑いを浮かべる白衣の男に渡されたのは真新しいアタッシュケース、
そしてかつてスタントマンとして活躍した自分の技能を買った研究機関との契約書だった。

その、恐るべき契約内容を示した書類の最後に記した自分の名前に誓ったのは
ゾンビに支配されつつある世の中を必ず救うという確固たる意志。
今となっては骸と化した巨大ビル群の中、ボビーは空を見上げてただ雨に打たれていた…。

この街を救う。

彼は誓いを胸に、勇猛なる一歩を踏み出した。

襲いかかるゾンビと彼らを生み出したウィルス。
契約に従って『捕獲』を繰り返すしかないと悟ったボビーは、その恐懼の街の中で偶然にも
臆病で貧弱だが心優しい性格のヒュームと知り合う。

出会った二人はゾンビに対抗する手段を考え次々と発生する難関に立ち向かっていく。
契約に示されたタイムリミット『DEAD LINE』に追い詰められた二人が取る行動とは――？

至る所から聞こえる死者の声と生者の断末魔。

相棒のヒュームが震えながら立ち上がる。
そう…もはや躊躇している暇などないのだ。

ボビーとヒュームは“死の境界線”を超えて街を救うことが出来るのだろうか？